「AI時代に、わざわざプログラミングを習う意味はあるのか」
体験会や面談で、保護者の方からよくいただく質問です。どう答えるのがいいか、迷われている先生も多いのではないでしょうか。
直営校での答えは、意味はあります。ただし、コードを覚えるためではありません。身につけてほしいのは、「自分の頭で考える力」です。今回は、この考え方と、直営校で実際に使っている返し方をそのままご紹介します。
01正直、プログラミングでなくてもいい
最初にお伝えしたいのは、私たちが本気でこう考えている、ということです。
身につけてほしいのは、自分の頭で考える力。正直、これはプログラミングでなくてもいいと思っています。ピアノでも、サッカーでも、そろばんでも同じです。「なんでうまく弾けないのか」「どうすれば次は入るのか」を自分で考えて、試行錯誤する。本質はまったく一緒です。
プログラミングそのものに特別な魔法はありません。大事なのは、仮説を立てて、試して、失敗して、直すというプロセスを、子ども自身の頭で回すことです。
02なぜプログラミングが一番"手軽"なのか
では、数ある習い事の中でなぜプログラミングなのか。それは、この試行錯誤を、一番手軽に、圧倒的な回数で体験できるからです。
- 体格差も運動神経も関係ない
- 目の前の画面で、仮説 → 実行 → エラー → 修正のサイクルをすぐに回せる
- 1時間の授業で、この往復を何十回も繰り返せる
ピアノやスポーツでは、1回の試行に時間も体力もかかります。プログラミングなら、試して、エラーを見て、すぐにまた試せる。「考えて試す」の回転数が、ほかの習い事と比べてもとても多いのです。
03だから教室では、すぐに答えを教えません
この考え方を本気で実践するなら、指導もそれに合わせる必要があります。直営校では、生徒が詰まってもすぐに答えを教えません。
教えてしまった方が、授業はサクサク進みますし、講師としても正直ラクです。ですが、それでは「自分で考える一番おいしい打席」を子どもから奪ってしまいます。講師には、次のような関わり方をお願いしています。
- 「どうなってほしかった?」「今どうなった?」と、まず本人に状況を言葉にしてもらう
- 答えではなく、次に試す「仮説」を一緒に1つだけ出す
- うまくいかなくても、まず本人にもう一度試してもらう
ただ、これは講師に「教えないように」と伝えるだけでは定着しません。授業が時間内に進むことや、生徒がその場で「できた!」となることばかりを評価していると、講師にとっては教えた方が合理的になってしまうからです。だからこそ、答えを教えずに待てた講師を、きちんと評価することが大切だと考えています。
学んでいるのは、コードの書き方ではありません。自分の頭で仮説を立てて、突破する経験そのものです。
04直営校では、保護者にこう答えています
ここまでの考え方を、保護者の方にはどう伝えているか。直営校で実際に使っている返し方を、場面別にご紹介します。
体験会・お迎え時など(30秒版)
「よく聞かれるんです。意味はあると思っています。ただ、コードを覚えるためではないんです。身につけてほしいのは、自分の頭で考える力です。うまくいかない理由を考えて、試して、直す。それを1時間に何十回も繰り返せるのがプログラミングなんです。だから教室では、すぐに答えを教えないようにしています」
保護者面談など(1〜2分版)
「AIがあるのに、とよく聞かれます。正直に言うと、コードを書けるようになること自体は、これからそこまで大事ではなくなるかもしれません。
私たちが身につけてほしいのは、自分の頭で考える力です。これはピアノでもサッカーでもそろばんでも同じで、『なんでうまくいかないのか』『次はどうするか』を自分で考えて試すことが本質です。
その中でプログラミングがいいのは、体格差も運動神経も関係なく、画面の前で『考える→試す→エラー→直す』を1時間に何十回も回せることです。
だから教室では、詰まってもすぐに答えは教えません。教えた方が授業は早く進むんですが、それだと一番大事な、自分で考える場面を奪ってしまうので。〇〇くんも、最初は詰まると手が止まっていましたが、最近は自分で試してから聞きに来るようになりました」
ポイントは、話す順番です。
- 「コードを覚えるためではない」と先に言う
- ほかの習い事と本質は同じだと認める
- そのうえで、なぜプログラミングなのかを話す
- 最後に、目の前の生徒の具体的な変化で締める
「AIには代わりができない」と反論から入るより、この順番のほうが保護者に受け入れてもらいやすいと感じています。最後の一文は、ぜひその生徒の実際の様子に差し替えてお使いください。考え方の話のあとに我が子の変化が添えられると、一番伝わります。
プロタゴパッケージも「考えるチカラ」から生まれた教材です
プロタゴパッケージは、直営11教室で「考えるチカラ」を育てるという方針のもとに作った、中高生向けのUnity × C#教材です。生徒が自分で試行錯誤しながら進められる設計なので、講師がすぐに答えを教えなくても授業が回ります。
- 生徒が自走で進むクエスト形式。講師の役割は丸付けが中心
- 導入校の半数以上が、Unity未経験の先生による指導
- Scratchコース卒業後の継続率95%(直営校)
「自分で考える」が続く教室を、中高生まで。
直営11教室・900名以上の現場で毎日使っている教材を、そのままお届けします。保護者への伝え方も含めて、まずは30分、御校の状況をお聞かせください。
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